あおき内科クリニック

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クリニックブログ

「高井戸ちびっ子ぼんおどり」に参加しました

高井戸ちびっ子ぼんおどりは、高井戸地域区民センターの広い敷地内で行われる大人も踊れる老若男女参加型の野外フェスの元祖というべき恒例のイベントです♪( ´▽`)今年も天候にも恵まれたくさんの方々が集まっておりましたが、ひとりのご高齢の方が車椅子から降りて「炭坑節」をしなやかに踊っていた姿をみて、微笑ましさと盆踊りの不思議な力を感じました。なぜ大人になってもこのようなお祭りイベントはワクワクしてしまうのでしょうか?普段は家で過ごしている夜の時間帯に浴衣着た大人や子供が集まって賑やかに太鼓の拍子に合わせて踊り、笑いあい、出店で食べ物やおもちゃを買ってもらったり、大人も子供も自由でのびのびした時間を得て解放されるからでしょうかね。自分が子供の頃「お祭りだから」という理由で親もこの日だけはうるさく言わなかったので、このまま永遠に友達と遊べるんじゃないかと錯覚し、祭りが本当に終わらないで欲しいと願ったことをふと思い出しました( ͡° ͜ʖ ͡°)

毎年、町がひとつになる心温まるイベントを企画・運営していただいている町会・自治会の方々には感謝いたします。お疲れ様でした。

院長

夏バテは“ 障害 ”、熱中症は“ 破綻 ”

夏バテと熱中症のことについて話します。簡単にいうと、夏バテは暑さ・寒さの体温調節“ 障害 ”、熱中症は暑さによる体温調節“ 破綻 ”と覚えてください。

まずは基礎知識を。人は約36~37°Cの狭い範囲で体温を調節している恒温動物で、暑さを皮膚で感じると視床下部にある体温調節中枢が皮膚の末梢血管に「汗を出せ」と指令を出します。末梢血管が拡張することで血流を増やし、血管内の血液から水分を汗腺経由で皮膚に移動させ、汗(水分)を出し気化熱によって皮膚表面の熱を下げます。逆に寒さを感じると体温調節中枢が体に「熱を逃がさないように」「熱を作れ」と指令を出します。熱を逃がさない反応は血管を収縮させて熱を運ぶ血液が流れないようします。それでも体温が下がり続ける場合、熱を作るように筋肉を震わせて熱を作ります(ブルブルと震えるのがコレです)。

夏バテの主な症状は、「食欲不振」「身体がだるくてやる気がでない」「眠れない」「めまいでふらふらする」「下痢・便秘」などの症状です。一方、熱中症「めまい、立ちくらみ」「筋肉痛、こむら返り」「大量の発汗」「頭痛」「吐き気・嘔吐」「倦怠感」「意識障害」「痙攣、手足の運動障害」「高体温」といった夏バテの症状に比べ一歩進んだ重篤な症状ばかりです。夏バテは、高温多湿という環境下いると前述したように発汗によって体温を下げようとしますが、エアコンがきいた室内の低い温度と30℃を超える外気温との温度差ギャップが体温調節中枢に負担をかけバランスを崩し、一連の自律神経失調症状が現れます。熱中症は、長時間の猛烈な暑さで体温調整中枢が破綻して、大量の発汗により体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が失われ、血管内が脱水になり末梢血管の拡張もできず体温が上昇したまま、急速に自律神経失調症状に加えて低ナトリウム血症による頭痛、痙攣、意識障害へと進展します。夏バテは暑さ・寒さの体温調節“ 障害 ”、熱中症は暑さによる体温調節“ 破綻 ”です。

予防対策は、夏バテは、①こまめに水分補給をする②温度差や体の冷やし過ぎに注意する(外気温との差を5℃以内に)、③睡眠をしっかりとる④1日3食、いつも以上に栄養バランスを心がける(タンパク質、ビタミンB1など)。熱中症は、夏バテ予防①〜③に加えて、④暑さを避ける(避けられない仕事ではこまめに日かげで休憩を)⑤尿量・尿の濃さなどを目安に水分・塩分補給をする、などです。

ご承知のように今年の夏の暑さはハンパありません。くれぐれも体調管理に気をつけて無理せず充実した夏の日々を送りましょう。

院長

 

鉄、氷、ピロリ菌〜とまることない とまるわけもない

前回に続き「鉄欠乏性貧血」に関連した気になるものを追加します。

氷食症(ひょうしょくしょう)

強迫的に氷を食べずにはいられなくなる異食症の一種で、「鉄欠乏性貧血」が原因となることがあります。1日に製氷皿を1皿以上食べるものと定義され、病態は鉄欠乏による自律神経障害が起こり体温調整がうまくいかずに口腔内を冷やすために冷たいものが欲しくなるといった仮説、鉄不足による味覚障害・食嗜好が変わったためといった仮説など考えられてます。鉄剤の内服により十分補充され貧血が改善すると症状はなくなります。以前に経験した氷食症の方も1日氷100個くらいガリガリと食べまくってましたが、鉄剤の内服で徐々に改善しました(^_-)

ヘリコバクター・ピロリ菌感染(Hp感染)

「鉄欠乏性貧血」に対して食事療法や鉄剤治療を受けても改善しない方がいます。このような状態を “鉄不応性”といい、Hp菌感染がこの“鉄不応性”に関連し除菌療法で貧血が改善するとの報告があります。その病態はHp感染による萎縮性胃炎からの微小出血、胃酸分泌の低下により十二指腸からの鉄吸収率が低下することが考えられております。除菌療法によりHpが消えると胃粘膜の正常化し、鉄吸収も良くなり貧血は著しく改善するため、 “鉄不応性”の「鉄欠乏性貧血」はHp感染の有無を確認することをお勧めします。しかし、その際のHp感染単独検査(呼気試験、血液・便検査など)の費用は現在のところ保険適応外で自費診療扱いとなります。貧血の原因検索として施行された胃カメラにおいて萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの所見を認められ、Hp感染が疑われたら全ての検査費用は保険適応となります(当院の胃カメラについてはこちらをhttp://aoki.clinic/blog/?p=55)。

院長

鉄欠乏性貧血にいい食事

貧血の約7割は「鉄欠乏性貧血」。原因は、①喪失、②需要増加、③供給・吸収不足のいずれかかこれらの組み合わせで生じます。この疾患が女性に多い理由として、月経(①喪失)、妊娠(②需要増加)や偏食・ダイエット(③供給不足)がみられるためです。年度始めで各検診が始まりその結果、「貧血」「鉄欠乏性貧血」「鉄欠乏性貧血の疑い」の指摘されることがあるかもしれませんので、今回は治療の基本となる食事療法についてまとめました。

鉄欠乏性貧血はほとんど自覚症状なく検診で初めて指摘される方が多いですが、倦怠感、疲労が取れない、息切れ、ふらつきといった症状で受診し発見されることもあります。消化管出血や婦人科疾患の有無、血液検査(血清鉄、鉄代謝関連マーカー、貯蔵鉄)で診断し、そして総合的に評価して治療すべきか検討します(内服・注射の鉄剤。鉄として約100〜200mg/日。個人差はありますが概ね3〜6ヶ月継続)。食品中の鉄はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられ、腸管からヘム鉄は10〜30%、非ヘム鉄は1〜8%吸収されます(鉄剤は非ヘム鉄です)。よってヘム鉄を多く含む食事の方が吸収がよく鉄不足の状態にとっては大切な食事になります。これに加えてビタミンCを摂取すると鉄吸収が促進されます。1日あたりの鉄摂取推奨量は10mg/日とされ耐容上限量は40mg/日となってますが、実際は6〜7mg/日程度の摂取量であり食事だけでは不十分であると考えられています。

ヘム鉄を含む食材(動物性食品)

豚レバー、牛レバー、鶏レバー、豚モモ肉、牛赤身肉、サケ、カツオ、アジ、イワシ、マグロ、アナゴ、鮎、アサリ、赤貝、牡蠣、シジミ、煮干し、かつおぶし、卵など

非ヘム鉄を含む食材(植物性食品)

ほうれん草、パセリ、小松菜、ブロッコリー、菜の花、キャベツ、わかめ、海苔の佃煮、納豆、枝豆、ひじき、切り干し大根、きくらげ、いちご、みかん、メロン、バナナ、柿など

ビタミンCが豊富な食材

レモン、ピーマン(赤、黄、緑)、カリフラワー、ゆず、パパイヤ、カイワレ大根など

ヘムヘム鉄鉄レバレバ色々と書きましたが (^^;)、「鉄欠乏性貧血」の指摘のあった方は普段より意識的に食事にで貯蔵鉄を蓄え、それでもなかなか安定しなければ鉄剤の治療も検討しましょう。

院長

 

アナフィラキシーショック〜スズメバチに注意

    

猛暑のため今年は例年よりもスズメバチに注意したほうがいいといったニュースで流れてました。キャンプや山登りなどを楽しむ方も増えハチも身近な存在となり、不幸にもハチに刺されて命を落とすといった事故を耳のすることが多くなったような気がします。そこでアウトドアライフを楽しく過ごせるようにこのアナフィラキシーショックについての知識をまとめておきましょう。

アナフィラキシーショックは国内で年間6000人程度の報告があり、そのうち約60人が死亡しております。要因は、食べ物(35%)、昆虫・ハチ(20%)、薬(20%)、原因不明(20%)、運動(5%)、減感作療法(3%)で、アレルゲンが体内に入ることでIgEという抗体が反応して命を脅かす症状が現れます。皮膚、呼吸器、循環器、消化器、神経症状など挙げてもわかりにくいので、自覚症状(本人訴え)、他覚症状(見た感じ)に分けました。

本人訴え:皮膚かゆい、息苦しい、喉がしめつけられる、動悸、吐く、腹痛、めまいなど

見た感じ:蕁麻疹、まぶたの腫れ、咳、ヒューヒューとした呼吸、嘔吐、尿・便失禁、脈が触れない、意識低下、けいれんなど

食物摂取後、虫刺され後、薬剤内服後にこのような『蕁麻疹』+『呼吸・循環・消化器症状』が出現したら、アナフィラキシーショックの可能性が高いので、救命のため直ちにエピネフリン(アドレナリン)筋肉注射が必要となります。注射により血圧が上昇し、気管支が拡張して呼吸循環動態を改善させ救命率が大幅に上がりますが、あくまでも初期治療で状態は不安定ですので必ず救急対応可能な医療機関へ速やかに搬送してください。当院ではアレルギー検査(血液)エピネフリン注射処方が可能です。

アナフィラキシーショックについての詳細はこちらhttps://allergy72.jpをご参考ください。

TKGより蕎麦好きの院長

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