高血圧、糖尿病、脂質代謝異常の方も睡眠時無呼吸症検査を
2019.07.17
メディアの影響もあってか、最近、睡眠時無呼吸症の検査を希望される方が増えております。
そのほとんどの方は、イビキや無呼吸を家人から指摘されたり、日中の眠気などの症状をきっかけにご自分でセルフチェックして受診されますが、高血圧、不整脈、狭心症、脳血管障害、糖尿病、脂質代謝異常などの原因や増悪因子になっていることもあります。症状がなくても、このような疾患で治療を受けている方でも睡眠時無呼吸症が隠れていることがありますので、セルフチェックで「兆候あり」の場合はまず簡易検査をお勧めします。検査は1回3,000円前後(3割負担)となりますが、面倒な手続きなくご自宅で手軽に検査ができますのでご検討ください。結果によって治療を施せば、降圧剤、抗不整脈薬や血糖降下剤などの減量・中止も可能となることもあり、また、さらなる長生きに貢献できるかもしれません。
院長