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FODMAP食って聞いたことありますか?

FODMAP食とは、Fermentable(発酵性)、Oligosaccharides(オリゴ糖)、Disaccharides(二糖類)、Monosaccharides(単糖類)、Polyois(ポリオール)を含んだ食事です。これらが含まれている食べ物が原因で下痢、便秘、腹痛といった症状が起こることがあり、食事制限で症状が改善すすることが知られています。主に過敏性腸症候群という疾患に効果があるといわれておりますが、最近、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患にも効果があるという論文もみられてます。糖質をうまく小腸で吸収できないために小腸内の浸透圧が高まり小腸内に水分を引き込んだ結果、お腹がゴロゴロしたり、ガスがたまったり、下痢、便秘の症状となります。りんご、ヨーグルト、ハチミツなどお腹に優しそうな食べ物も含ま れておりますので、最近お腹の調子が悪いと過敏性腸症候群の診断がされた場合、薬を飲んでも調子がよくならないようだったら、まずは2週間、低FODMAP食に変更してみてもいいかと思います。全部が原因となっていることはないので、効果があれば、食べれるもの、食べたいものなど少しずつ試してみて、原因となる食材を絞り込んでいくといいと思います。以下、FODMAPが多く含まれている食材と少ない食事を挙げておきましたので、ご参考までに。

<高FODMAP >
りんご、梨、洋梨、マンゴー、スイカ、ドライフルーツ、アスパラガス、ブロッコリー、マッシュルーム、小麦、パスタ、クッキー、アイスクリーム、牛乳、ヨーグルト、チーズ(soft)、生クリーム、玉ねぎ、にんにく、ソルビトール、マンニトール、ハチミツ、コーンシロップ、枝豆、大豆など

<低FODMAP >
バナナ、ブルーベリー、レモン、グレープフルーツ、人参、セロリ、じゃがいも、かぼちゃ、グルテン抜きパン、米、オーツ麦、ラクトース抜き牛乳・ヨーグルト、豆腐、砂糖など